コロナが世間を騒がし、学校が休校になったり、仕事が在宅になったりと
なにかとおうちにいる時間が増えました。
デスクワークが増えた。
ゴロゴロする時間が増えた。
運動不足が気になる。
そんな中、おうちで座りながら出来る健康法をお教えします。
それは、、、
貧乏ゆすりです!
「貧乏ゆすりは行儀悪い」と親や他人からも注意されることですが、
健康に対してメリットだらけです。
まず1つ目。
手足の冷え性の改善です。
改善に大事なのは、血液循環です。
血液は、酸素、二酸化炭素、栄養素、細菌やウイルス、老廃物、ホルモン、そして熱。ここ大事です。
血液は体温を運んでくれているのです。
血液は、心臓によって全身に送られ、また心臓に戻るという循環をしています。
そこで、足腰の血液は重力に逆らって心臓に戻らなくてはなりません。
なので特に足腰の血液は滞りやすく、血液循環が悪くなることで、冷え性に繋がってきます。
そこで貧乏ゆすりの出番です。
貧乏ゆすりとはふくらはぎの筋肉が小刻みに伸び縮みをする反応です。
ふくらはぎの筋肉は第2の心臓と呼ばれているぐらい大事な筋肉です。
なぜ大事かと言いますと、ふくらはぎの筋肉が収縮することで、筋ポンプ作用が働き、血液が心臓までしっかり循環してくれます。
循環してくれることで、体温も運ばれ全身の冷え性の改善が出来るのです。
実際に5分の貧乏ゆすりで、皮膚の温度が平均で2度上がるなどの結果が出ています。
冷え性に悩んだら貧乏ゆすりをしましょう。
次に2つ目。
むくみの改善です。
むくみが気になる方も多い事でしょう。
女性は特に筋肉量が少なく皮下脂肪が多い為、むくみやすい。
むくみとは、血管から漏れ出た余分な水分が皮膚下に溜まり起こった状態です。
貧乏ゆすりは、むくみにも有効なんです。
先程説明した血液循環。むくみにも大切なんです。
血流が改善されると余分な水分が血管へと取り組まれます。
よってむくみの改善になり、脚痩せにもつながります。
そして3つ目。
変形性関節痛の改善。
なんと関節痛にも効果があるんです!
中高年に多く、加齢や肥満、運動不足によって起こる変形性関節痛。
股関節に隙間ができ、軟骨がすり減る事で炎症が起こり、痛みなど発症します。
貧乏ゆすりをすることにより、軟骨に刺激が加わり、軟骨の再生が期待できます。
実はトレーニングにも似たような動きがあります!
ご存知の方も多いと思いますが シッティング・カーフレイズ というトレーニングの種目です。
イスに座った状態で爪先立ちになり、かかとが床につかないように上下させます。
立ったままおこなうカーフレイズではより腓腹筋が使われますが座っておこなうとヒラメ筋が主に使われます。
負荷が足りない人は膝の上に重りを乗せてみて下さい。
持久力に優れた筋肉なので20~30回 x 3セットを目安におこなってみてください!
いかがだったでしょうか?
「貧乏ゆすり」
膝を揺らす姿が貧しくて空腹や寒さに震えている様子に似ていることからつけられた。
だが、冷え性や関節痛、その効果はまだまだ数知れず、これだけ健康にメリットのある動作。
これからは「貧乏ゆすり」ではなく
「健康ゆすり」と呼びましょう。